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最新記事【2008年06月10日】

海外のPlain crash info.comというサイトでは、過去の「事故率」を基に航空会社ランキングを作成しています。

独自の方法論を用いているので、下記の参照サイトを訳してみました。意訳も含まれている点はご了承いただければと存じます。

http://www.planecrashinfo.com/rates.htm

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ここでの「事故率」は「安全性のレーティング」ではない。航空機の安全性のレーティングは、様々な要素から構成される。これらだけに限定される訳ではないが、事故ヒストリー、メンテナンスやオペレーションの手順、トレーニングプログラム、航空機の年数、飛行したルートなどが関連する。

また、過去の事故を分析する様々な方法がある。例えば、飛行時間、飛行距離、または飛行回数などによる分析がある。

このサイトでの「事故率」は、3つの基本的要素に基づいている。それは、フライト回数、致命的な事故の数、致命的な事故の致死率の3つである。

#詳細は、以下のリンクページをご覧ください。
Plane Crash Info.comのメソドロジー(方法論)

Plain crash info.comのメソドロジー詳細(日本語訳)

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■Plain crash info.comの事故率による航空会社ランキング

順位 航空会社     直近の致命的な事故 事故率
90位 中華航空(チャイナエアライン) 2002 4.48
89位 クバーナ航空(キューバ航空) 1999 4.15
88位 インディアン航空       1999 3.45
87位 イラン航空          2002 2.97
86位 パキスタン国際航空      2006 2.62
85位 タイ国際航空         1998 2.14
84位 コロンビア航空        1990 2.06
83位 ケニア航空          2000 1.83
82位 フィリピン航空        1994 1.79
81位 大韓航空           1997 1.59
80位 TAM(ブラジル)         2007 1.49
79位 ガルーダインドネシア航空   2007 1.3
78位 中国東方航空         2004 1.18
77位 トルコ航空          2003 1.15
76位 シンガポール航空       2000 1.09
75位 エジプト航空         2002 0.94
74位 ロイヤル・エア・モロッコ   1994 0.81
73位 ゴル航空(南アフリカ)     2006 0.77
72位 南アフリカ航空        1987 0.65
71位 アロハ航空          1989 0.61
70位 中国南方航空         1997 0.54

68位 エアトラン航空(アメリカ)   1996 0.5
68位 ヴァリグ航空(ブラジル)    1997 0.48
67位 オリンピック航空(ギリシャ)  1989 0.46
66位 コムエアー(アメリカ)     2006 0.42
65位 サウジアラビア航空      1996 0.38
64位 アエロフロート(ロシア)    1994 0.37
63位 ラン航空(チリ)        1991 0.2
62位 アシアナ航空(韓国)      1993 0.17
61位 アメリカン・イーグル航空   1994 0.18
60位 エール・フランス       2000 0.15
59位 タカ国際航空(エルサアルバドル)2000 0.11
58位 中国国際航空(エア・チャイナ) 2002 0.03
57位 トランスアエロ航空(ロシア)  None -0.04
57位 アルゼンチン航空       -1970 -0.32
56位 ウクライナ国際航空      None -0.05
55位 オマーン航空         None -0.05
54位 ジンバブエ航空        -1979 -0.06
53位 ヴァージンアトランティック航空None -0.07
53位 クエート航空         1988 -0.08
51位 ロイヤル・ヨルダン航空    -1979 -0.09
Source:Plain crash info.com

以下のランキングはPlane Crash Infoの独自の「事故率」に基づく50位から1位になります。つまり、90-51位までの航空会社と比較すると"事故率"が低い航空会社であるといえます。

ちなみに、日系のエアラインですと日本航空(JAL)が15位、全日空(ANA)が11位にランクインしています。

"事故率"の算出の仕方などのメソドロジーについては、日本語訳を載せておきましたので、ご覧ください。
Plane Crash Info.comのメソドロジー(方法論)

■Plain crash info.comの事故率による航空会社ランキング
順位 航空会社     直近の致命的な事故 事故率
50位 香港ドラゴン・エアー    None -0.09
49位 エル・アル航空(イスラエル) -1955 -0.11
48位 ジャマイカ航空       None -0.12
47位 JATユーゴスラビア航空   -1973 -0.13
46位 ブリティッシュ・ミッドランド航空 1989 -0.14
45位 エアー・インディア     -1985 -0.15
44位 アイスランド航空      -1951 -0.18
43位 ATA航空(雨エリカ)      None -0.18
42位 ヴァージン・ブルー     None -0.19
41位 マリヴ・ハンガリー航空   -1977 -0.19
40位 アリタリア航空       1990 -0.18
39位 エア・ヨーロッパ      None -0.21
38位 エミレーツ航空       None -0.21
37位 ユナイテッド・エクスプレス 1996 -0.18
36位 ジェット・ブルー      None -0.23
35位 ミッドウエスト航空(アメリカ)None -0.23
34位 ウエスト・ジェット     None -0.23
33位 USエアー・シャトル     None -0.26
32位 キャセイ・パシフィック   -1972 -0.31
31位 オーストリア航空      -1960 -0.31
29位 タップ航空(ポルトガル)   -1977 -0.33
28位 ハニン航空         None -0.35
27位 マレーシア航空       1995 -0.36
26位 ニュージーランド航空    -1979 -0.37
25位 エアー・リンガス(アイルランド) -1986 -0.39

24位 ハワイアン航空       None -0.41
23位 イージー・ジェット     None -0.42
22位 ライアン・エアー      None -0.5
21位 メキシカーナ航空      -1986 -0.62
20位 フィン・エアー       -1963 -0.63
19位 アエロメヒコ航空      -1986 -0.65
18位 アラスカ・ホライズン航空  2000 -0.68
17位 カンタス航空        -1951 -0.72
16位 KLM             1994 -0.76
15位 日本航空(JAL)        -1985 -0.79
14位 スカンジナビア航空      2001 -0.83
13位 UA(ユナイテッド・エアライン) 2001 -0.99
12位 イベリア航空        -1985 -1.18
11位 全日空(ANA)         -1971 -1.23
10位 カナダ航空         -1983 -1.25
9位 アメリカ・ウエスト航空    None -1.31
8位 アメリカン・エアライン    2001 -1.38
7位 ブリティッシュ・エアライン  -1985 -1.74
6位 USエアウェイズ       1994 -1.77
5位 コンチネンタル航空      1987 -1.97
4位 ルフトハンザ         1993 -2.45
3位 ノースウエスト航空      1993 -2.48
2位 サウスウエスト航空      None -4.73
1位 デルタ航空          1996 -5.21
Source:Plane Crash Info.com

Plane Crash Info.comの事故率ランキングのメソドロジー(方法論)を、以下に示す。

飛行機事故は、極めてレアである。確率としては、1つのフライトで1人の乗客が死ぬのは、だいたい800万分の1の確率である。仮に、乗客が毎日1回、ランダムに飛行機に搭乗したとして、統計的には飛行機で死ぬまでに21000年以上かかることになる。

免責
このサイトでの「事故率」は、航空会社の安全性のプロファイルや将来の事故のリスクのアセスメントを提供するために用いられるものではない。
この「事故率」は、過去の事故から作成されたものであり、将来のリスクを予想、予測するものではない。
航空会社の安全性を評価するには、このサイトで使用していないものも含めて、たくさんの要素がある。この「事故率」は、特定の航空会社を保証したり、非難したりするものではなく、更には、忠告したり、断念させたりするものではない。

ここでの「事故率」と事故率の計算は、このウェブサイトの意見でしかなく、作成者は、この情報がどのように活用されるかに責任を負わず、更にこの情報によって発生したどんな出来事に対しても、いかなる法的責任を負わないものとする。航空会社の安全性レーティングは、完璧かつ広範囲なものを提供する営利団体がたくさんある。

事故率= D - (A *(B/C))

A = 対象とする航空会社の完了したフライトの数(百万)
B = 全ての航空会社の致命的イベント(調整済み)
C = 全ての航空会社のフライトの数(百万)
D = 対象とする航空会社の致命的イベント

Dの対象とする航空会社の「致命的イベント(調整済み)」は、以下のように計算される。

航空会社が以下の犠牲者を3つのフライトで出した場合
1番目:120人中120人が死亡
2番目:150人中75人が死亡
3番目:200人中5人が死亡

120/120 = 1
75/150 = 0.5
5/200 = 0.025

実際には、3つの事故が発生しているが、致命的イベント(調整済み)は、
1 + 0.5 + 0.025 = 1.525 となる。

対象データは、1987年1月 - 2007年12月までの20年間

原文ページ:http://www.planecrashinfo.com/rates.htm

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